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西の善き魔女⑦ 銀の鳥 プラチナの鳥

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女王候補アデイルは、竜退治に向かった騎士ユーシスのことを気にかけながらも、帝国の動きを探るため東方の国トルバートへ潜入する。異教の地で、帝国に滅ぼされた亡国の王子について調査するが、そこには大僧正の罠が待ち受けていた。傭兵として旅をする若者ティガに命を助けられ、行動をともにするうちに、アデイルの中で新たな決意が芽生えていく。


荻原規子さんの「西の善き魔女」シリーズ第七弾。
 
単行本には収録されていなかった、ユーシスとのその後を描く特別短編「彼女のユニコーン、彼女の猫」が収録されているというのも嬉しかったのですが、この番外編がなかなか良かったですね。
 
私はやっぱりティガ派なんですけど(ユーシスは恋愛方面にあまりに鈍感過ぎる!)、アデイルにとってのたった一人の騎士はユーシスなのですよねえ。そこがまた憎らしいというか(笑)。
 
フィリエルとルーンは名前だけで全く登場しないのがこの二人のファンである私はちょっとばかし物足りなくもあるのですが、可愛らしくて守ってあげたいタイプの見た目なのに、驚く程芯の強い女の子である女王候補のアデイル。
そんなアデイルの、そういったイメージの殻を破った冒険記、なかなか読みごたえがあります。
 
8巻は1月に発売みたいです。早く続きが読みたいなあ。
(4点)