本屋、和菓子ときて、ペットのアンソロジーです。
動物は可愛いとは思うのですが・・・触るのには抵抗が、という特段動物に対して愛情を持っていない私のような人間が読んで楽しめるのだろうか、という気持ちがあったため、何となく手を出すのを躊躇っておりました。
本屋も和菓子もどちらも面白く、外れが多いアンソロジー(※自分のイメージ)には珍しく良作だったのもちょっと読んでみようかなという気にさせてくれた要因かもしれません。
結果的に、とても面白かったです。
ペットと言えば、犬や猫などの動物がやはり浮かびます。
後は鳥とかですかね。
やはり小説というと、ミステリアスな猫を絡めた本、犬との愛情を描いた温かな話が多かったのは勿論ではありますが、鳥もありましたし、爬虫類などの「ペット」も含まれていました。
そしてその爬虫類をペットとしてテーマにした「パットワーク・ジャングル」が印象的で面白かったです。
一部意味が分からないものや文章が苦手かも、という作品もあったものの、ほとんどそういった癖を感じない作品ばかりで良作のアンソロジーでした。
(4点)