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大奥をゆるがせた七人の女 天璋院篤姫から絵島まで

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江戸城大奥で繰り広げられた女の熾烈な争いを精緻に描いた傑作! 徳川幕府265年間に厳然として存在し続けた大奥。そこでは男の政治に翻弄される女たちの姿や、渦中で巻き起こる女同士の権力闘争が存在した。本書では、天璋院篤姫、皇女和宮春日局、お万の方、お喜世の方、お琴の方、絵島といった、大事件と絡んだ、大奥を語る上で欠かせない七人の女性たちをピックアップ。ドラマでは描かれることのない、歴史秘話を明かす!

由良弥生さんの本です。
 
今までこの手の本を色々読んできたのですが、一番大奥の説明で分かりやすかったように感じました。
 
大奥の役職、それに伴う権力、給料、仕事内容・・・かみ砕いてかかれているので、現代に例えるとキャリアウーマン的な存在である地位とか、面白く読めました。
 
また、大奥の中で有名どころの篤姫和宮だけではなく、春日局、絵島など詳しくない人でも一度は聞いた事のある人物の話なので面白かったです。
 
ただ後半に「大輪の花を咲かせ・・・」云々の一文が頻発し過ぎて煩わしかったのを覗けば、なかなか興味深い本だったのではないかと思います。
 
大奥入門編としていいかもしれません。
(3.5点)