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逆説の日本史20 幕末年代史編3 西郷隆盛と薩英戦争の謎

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幕末の雄藩、薩摩と長州。「禁門の変」以来、犬猿の仲であった両藩を坂本龍馬が仲介し、「薩長同盟」が成立したことはよく知られています。では、禁門の変以前の両藩の関係はどうだったのか? じつは大変良好な関係でした。それどころか、長州藩士・久坂玄瑞の働きで、「薩長同盟」は実質的に成立していたとさえいえます……。
20巻という節目を迎えた「幕末年代史編3」は、こんな驚くべき視点から始まります。では、そんな良好な関係がなぜ崩れてしまったのか? 「バカ殿」島津久光を国父に戴き、生麦事件そして薩英戦争を引き起こしながらも、「攘夷」の無謀さに目覚めた薩摩。一方、「そうせい侯」が攘夷派を抑えきれず、ついには「朝敵」の汚名を着ることにまでなってしまった長州。のちに明治維新の原動力となった両藩がまったく異なる道を歩んでいた1862年から64年までの激動の3年間に迫ります。

この巻は個人的に特に面白かったです!
 
19が薩摩藩の話がメイン(というか、島津か)という感じだったのだけど、今回は篤姫龍馬伝と八重の桜の時代がミックスした感じで、篤姫和宮もちらっと出てきますし、勿論龍馬も松平容保も出てきます。
八重の桜は途中で飽きて離脱してしまったクチですが、ちょっとだけ見ていた事もあって、より具体的にイメージしながら読む事ができて楽しい。
 
幕末の主要人物の年表、時代背景と共に、明治維新に向けて激動の時代に迫っていきます。
 
なんでしょうね、昔は幕末に殊更興味も持てなかった人ですが、篤姫にはまってからこのへんの本を読みあさり、興味を持つようになりました。
その中でもかみ砕いて説明してくれるので、このシリーズは面白く読めていいですね。
(4点)