密命を胸に秘めつつ十三代将軍家定に嫁いだ薩摩藩主の養女篤姫、武家の権力に屈して十四代将軍家茂の正室となった皇女和宮。変革期の動乱の最中、生い立ちと立場の違いから対立していた嫁姑が、暗躍する幕末志士の陰で手を取り「徳川」というお家存続のためにたちあがった―。江戸城下での戦いを回避し、無血で倒幕軍に城を明け渡した、武家の女の生きざまとは。江戸城大奥に生きた最後の女性を通じてひもとく、明治維新の裏表。
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鈴木由紀子さんの本です。
とうとうこういう本まで読み始めましたよ(笑)
今作もタイトルに名前がある割には、ほとんどが篤姫の生い立ちや徳川家のことが中心となっている話であり、何だか物足りなかったです。
徳川家の将軍の逸話や評判、それに関わった女たち。
別の本で「和宮」という本も借りてみたのですが、いっそ、この鈴木由紀子さんの小説である、大奥を読んだ方がいいのではないだろうか・・という事に気付きました。