片思いも、未練も、別れも、出会いも新たな一歩も…いろんな女の子の想いを綴った一冊。恋って楽しいだけじゃない。残酷なことだってたくさんある。でも恋をしていたい。またしたくなる。“いろ”をテーマにした20の短歌とショートストーリー。
加藤千恵さんの本です。
病院がめちゃ混んでいて、呼ばれるまで読んでいたら読み終わってしまったくらいの薄さです。
短歌と短編、イラストが添えてあるもので、読みやすいです。
ファッション誌に連載していたものらしく「色」をテーマにした短歌と短編。
短歌と短編、とても文字数は少ないはずなのに、何故かどれも深く心に刺さる感じです。
昔経験した苦い恋愛とかが思い起こされたりして、独特の余韻が残ります。
この短さでは伝えきれていない、と思うような小説が多いですが、そこは加藤さん・・・やっぱり上手いです。
私的には「ブラウン」が刺さりましたね。なんか昔の苦い思い出が浮かんできました。
こういうの、なかなか嫌いじゃないです。
(4点)