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西一番街ブラックバイト ―池袋ウエストゲートパークXII-

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過酷な労働を強いられ、辞めることもできない。若者を使い潰すブラック経営者に、Gボーイズが怒りの声をあげる!多くの飲食店を経営するOKグループが若者を使い潰す方法は、“憲兵”が脅し、“腐った五人”が痛めつけること。池袋にはびこるブラック企業に、マコトとタカシが立ち向かう。

石田衣良さんの本です。
 
めっきりこのシリーズ以外は読む事がなくなってしまった石田さん。
安定の面白さのIWGPシリーズですが、今回は初めてちょっと若者らしさを感じなかったかも・・・
 
マコトも歳は取っているんでしょうが、多分時間軸は凄くゆっくりなので、いつのまにか私よりも年下になっていて。
30歳にはなっていないけど20代後半くらい?なのかな、けれど老練されているというか、若者!って感じがあまり今回は感じられずちょっと違和感があったかも。
 
それと、今回はマコトとタカシ(Gボーイズというか)がメインだったせいもあり、サルとか池袋署の刑事とか、マコトの「妹」とかが実際出てこなかったのが残念でした。
 
ただ、久々にタカシの最強さが分かるシーンがあるので、タカシのファンは絶対読むべき、ですかね。
(でも私はマコト派)
 
時事問題を切りこんだ展開は好きなんだけど、ユーチューバーとか何だかなあって感じですね、色々。
私にはそこまでの精神ではできないわ・・・ただただ凄いなという感じでした。
 
というのもあって、今回は問題的に重くないテーマ(ブラックバイトとかは重いけど)が多い印象で、さらっと解決してしまった感が物足りなかったかも。。。
 
このシリーズは今まで一度も外れと思った事はないだけに、自分の好みが変わってきたっていうのが原因なんですかねえ。
 
ともあれ、今後も読み続けていきたいシリーズであることに変わりはありませんが。
(4点)