No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

ふたつのしるし

イメージ 1
 
 
「勉強ができて何が悪い。生まれつき頭がよくて何が悪い」そう思いながらも、目立たぬよう眠鏡をかけ、つくり笑いで中学生活をやり過ごそうとする遙名。高校に行けば、東京の大学に入れば、社会に出れば、きっと―。「まだ、まだだ」と居心地悪く日々を過ごす遙名は、“あの日”ひとりの青年と出会い…。息をひそめるように過ごす“優等生”遙名と周囲を困らせてばかりの“落ちこぼれ”ハル。「しるし」を見つけたふたりの希望の物語。

宮下奈都さんの本です。
 
宮下さんの本を読むのは何だか久しぶり。
ちょっと毒があって、だけど何だか爽やかで。読みやすいです。
 
障害を持っていると思われるハルと、頭がいいことを隠して相手に合わせている遙名の章が交互に展開していくのですが、一体この二人が何処で繋がるんだろう?と思いながら読んでいくと、あ!繋がったー!
 
そして最後の章、「しるし」の章が一番好きです。
こんな運命的な出会い、あったら素敵ですね。
(4点)