No-music.No-life

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真っ赤に染まった小川の水。湖から魚がいなくなった本当の理由と、人魚伝説。洞窟の中、不意に襲いかかる怪異。ホタルを、大切な人にもう一度見せること。去っていく友人に、どうしても贈り物がしたかったこと。誰にも言っていない将来の夢と、決死の大冒険―。


道尾秀介さんの本です。
 
大好きな道尾さんの新刊。
今回は本屋さんでちゃんと購入して読みました。
滅多に本を買わない(図書館で借りるの専門)私が何故?
 
実は、本日丸善丸の内本店で道尾秀介さんの「光刊行記念サイン会」が行われたのですね。
この本を購入した100名だったかな?
先着でサイン会整理券がもらえる、というので、火曜日にまだ間に合うかしら?と買いに行ったら何とか間に合いまして。
本日サイン会に参加して参りました。
 
自分の名前と道尾さんのサイン入りの世界に一冊だけの本です。大事にします。
何気に初めて道尾さんのサイン本を入手したのですねえ。
 
サイン会の件は後程記事にします。


直木賞を受賞後、文学作品が多い道尾さんですが、今回もミステリよりではなく文学寄りでしたね。
何だか読んだ事ある内容だなあと思っていたら、第一章は「カッパノベルス」の50周年アンソロジーで読んだことのある作品でした。
その作品につながる連作短編集でございます。
 
小学校の男の子と女の子が主人公。
独自の視点でつけられた変わったあだ名だとか、小学生男子特有の子供っぽさとか、今振り返ってみれば何でもないような事で悩んだり恐がったり。
とにかく、キラキラして眩しいんですね。
 
割と良い話でコンパクトにまとまってるなーと思っていたら、クライマックスのシーンはハラハラドキドキ。
 
女の子は、割とすぐに大人になってしまうから(小学生の時の男女の差は大きいよね)、ずっとバカをやっていられる男の子がうらやましくも思えてきちゃいました。
 
(4点)