『死神の精度』で活躍した「千葉」が8年ぶりに帰ってきた!
娘を殺害された小説家・山野辺夫妻と、担当した人間を一週間調査し、その死の可否の判定を下すことを仕事としている死神(千葉)との交流をもとに、良心を持たない人間である殺害犯の本城崇への復讐劇。
娘を殺害された小説家・山野辺夫妻と、担当した人間を一週間調査し、その死の可否の判定を下すことを仕事としている死神(千葉)との交流をもとに、良心を持たない人間である殺害犯の本城崇への復讐劇。
伊坂幸太郎さんの死神がついに帰って来ました!
前作を読んだのが大分前過ぎてかなり忘れてしまっていたので、久々に読んでも楽しめるだろうか?という不安があったものの、問題なく読む事ができました。
字が小さめでびっしりなので、読むのに時間がかかったものの、相変わらず人間とは感覚がずれて「ミュージック」をこよなく愛する死神の千葉のキャラクターが憎めなくて良いです。
理不尽に娘を殺され、無罪となった犯人に復讐すべく動き出した夫妻。
あまりにもやりきれないことが起こると、こんな風になるものだろうか?案外あっけらかんとしているようにも思えたのは、千葉がいたせいもあるのかな?
復讐劇といえばおどろおどろしく感じますが、テンポ良く進むので飽きさせません。
果たして千葉が下した調査結果は―?!
どうも映画のイメージが強いのですが、本作は舞台化もされていたんですねー。
ふかわりょうが死神・・・意外と違和感がなかったかも。でももう終了しているようですが・・・。
(4点)