No-music.No-life

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いつまでもショパン

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ポーランドで行なわれるショパン・コンクールの会場で、殺人事件が発生した。遺体は、手の指10本が全て切り取られるという奇怪なものだった。コンクールに出場するため会場に居合わせたピアニスト・岬洋介は、取り調べを受けながらも鋭い洞察力で殺害現場を密かに検証していた。さらには世界的テロリスト・通称“ピアニスト”がワルシャワに潜伏しているという情報を得る。そんな折、会場周辺でテロが多発し…。


中山七里さんの本です。
 
岬シリーズ第3弾。
このシリーズやっぱり好きですね。
 
本当に中山さんの引き出しの多さには脱帽。
いつものグロさであるとか、ミステリ要素は少し抑えめ。
完全に音楽を中心とした話。勿論、謎解き要素はあるけれども、それよりも音楽の力というものを改めて考えさせられました。
 
前二作で登場したあの人達もちらっと出てくるところも嬉しいですしね。
 
このシリーズはまだ続くのかな?
ぜひ続いてほしいなあ。
 
ショパンの音楽、タイトルだけだと出てこないのですが、戦場の戦いを止めてしまうほどの岬のピアノをぜひ聴いて見たくなりました。
(4点)
 
5/28読了