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早稲女、女、男

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男勝りでプライドが高くて酒豪。だけど本当は誰よりも純粋で不器用。
そんな早稲女の中の早稲女、早乙女香夏子は就職活動を終えたばかりの早稲田大学教育学部の四年生。
演劇サークルの幹事長で七年生の長津田との腐れ縁はなんだかんだでもう4年目だが、このところ口げんかが絶えない。
そんなとき、香夏子は内定先の先輩・吉沢から告白される。
女の子扱いされることに慣れていない香夏子は吉沢の丁重な態度に戸惑ってしまう。
過剰な自意識ゆえに素直に甘えることができず、些細な事にいちいち傷つき、悩み、つまづく……。
そんな彼女を、周囲で取り巻く他大学の女子たちはさまざまな思いを抱えながら見つめていた――
それぞれが抱える葛藤、迷い、恋の行方は?


柚木麻子さんの本です。
 
この本気になっていたのですが、ようやく読む事ができました。
 
大学に行っていない私は、必然的に周りの友人知人も高卒・専門卒が多いです。
友達に早稲田の子はいないし、早稲田男子と付き合った事もありません。
 
地方に住んでいるものならではの特徴かもしれませんが、今回は「早稲女って何?」というところから入ったくらいなので、いまいち登場人物達が大学により価値観を決めていることに全く入っていけませんでした。
 
しかし柚月さんならではの女子同士の妬みやら僻みやら、赤裸々な感情が描かれる様はさすがです。
(3.5点)