雲ひとつない秋空が広がる日、彼に手紙を書いた。クリスマスの飾りつけが目立ち始めたころ、僕はあることを決意した―。一年を二十四の季節で分ける、二十四節気。人気作家たちが、立秋、秋分、冬至など、移りゆく季節のドラマを紡ぐ、極上のアンソロジー秋冬篇。
期待していた通り、ナオコーラさんと飛鳥井さんの作品は素敵でした。
その他の作品はそれなりには楽しめましたが、やはり他の作品を読んでみよう、と思う境地までには至らないんですよね。
アンソロジーって、だから凄く難しい気がします。
暑くなるより寒くなるほうが、季節の移り変わりがはっきりしていて好き。
そういった意味で、秋から冬への季節の変わって行く様を。小説で味わえるという楽しみはありました。
春から夏もあるようで。機会があったら読んでみたいです。
(3.5点)
※4/20読了