若者に人気の町・幸福寺にある本屋さん「アロワナ書店」。地域密着型のこの書店で、三代目・ハッコウは名前ばかりの店長となった。その頃、ハッコウのいとこの昼田は、六本木ヒルズのIT企業に勤めていた。店内でぶらぶらするだけのハッコウと、店から距離をおいて会社勤めをする昼田だったが、書店の危機に際し、二人でゆっくり立ち上がる。
山崎ナオコーラさんの本です。
思っていたより分厚かったのと、なんだか久しぶりのナオコーラ作品だったので読みづらくて前半はなかなか読むペースが上がらず・・・。
書店員の話というので期待しすぎたのか、前半は無駄に長い会話がダラダラと続くばかりで書店の話はほとんど出てこず、余計物語に入り込めなかったです。
後半はようやく慣れてきたな、という感じはしたものの、ナオコーラさんのこの会話達を以前は割と好ましく読んでいたのに、こんなに読みづらかったっけ???と思い、どうしても読み進めるのに時間がかかりました。
読み終えたものの、後で思い返した時にどういう本だったか思い出せない、という本になってしまいそう。
(3.5点)