No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

私の中の男の子

イメージ 1
 
19歳で小説家としてデビューした雪村は、周囲から当然のように「女性作家」として扱われることに戸惑いを隠せない。性別なんて関係なく、作家として生きたい―。それからの雪村は、担当編集者の紺野と、仕事に意欲を燃やし出す。大学では時田という友人もでき、順調に仕事も増えてきた雪村だったが、またしても自分が「女性」であるがゆえの大きな壁が立ちはだかってきて…!?社会で働き、世界を生きるすべての女性に届けたい、著者随一の「生き方小説」。


山崎ナオコーラさんの本です。
 
うーん、今回の作品は何とも個性的だったな。
ナオコーラ節炸裂って感じですか、私が苦手な方のナオコーラさんでした。
 
前回読んだ「ニキの屈辱」が凄く良かったのですが、本作みたいな作品は少々苦手。
主人公雪村の掴みどころのなさ、男でもなく女でもない中世的な雪村についていけなかったかも。
 
何処となくナオコーラさん本人の話なのかな?と思わせる所もあったり。
 
うーん、今回はあまり楽しめませんでした。
(3.5点)