No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

ホルモー六景(再読)

イメージ 1
 
このごろ都にはやるもの、恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祗園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の地に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。


万城目学さんの本です。
 
図書館に本を借りに行く暇がなかなかなくて、手持ちの本を再読。
ホルモーや鹿男は何度も読み返しているのに、この本は1回読んだきりになっていたんです。
 
というのも、この本、サイン本を持っているんですよね。
新刊で購入した時にサイン本を買ったのね。
そうすると汚したくない気持ちから保管してしまっていたんです。
 
部屋の片づけをしながら発見し、久々に読んでみるかと手にとりました。
 
「長持の恋」「丸の内サミット」「同志社大学黄竜陣」が好き。
 
ホルモーは何度も再読しているけど、やはり番外編なので読んでからすぐに六景を読んだ方が楽しめると思います。
ちょっと時間が空き過ぎて忘れてしまっているところもあって、ちょっと惜しい感じも。
 
それにしても、京都だけでなく東京でもホルモーが・・・!
と思うと、東京編のホルモーも読みたいところ。
マキメ氏はしばらく新刊が出ていない気がするので、今後ホルモーの続編を書く事はないのかなあと期待していたり。
 
そういえば、「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」がついに来年1月に文庫発売ですね!楽しみ。
(4点)