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怒らないこと 役立つ初期仏教法話〈1〉

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昨今では、怒って当たり前、ややもすると怒らないと不甲斐ないとでも言わんばかりです。ブッダは、これに真っ向から反対します。怒ってよい理由などない。怒りは理不尽だ。怒る人は弱者だ。怒らない人にこそ智慧がある。怒らない人は幸せを得る。人類史上もっとも賢明な人は、なぜ怒りを全面否定したのでしょうか。最初期の仏教であるテーラワーダ仏教の長老が、その真意を平明に解き明かします。


 
先日上司から「怒らない技術」を借り、大いに感銘をうけ、常に苛々している自分への戒めのため、その中で特に印象的な言葉を職場のデスクに貼っています。
 
そんな言葉を見た他部署の方が、苛々してしまう私にと貸してくれたのがこの本。
 
怒りは無知から生まれる、と。
なんじゃそりゃ?と思いながら早速読んでみる。
 
読みにくいというほど読みにくい訳ではないのだけど、仏教の教えがベースになっているせいか、どうも私にはすんなり受け入れられなかったです。
 
怒ることと、きつく怒ることは違う
怒るのではなく笑うこと
 
怒りは何物も生まないばかりか、怒っている人はバカだ、とバッサリ言い放ちます。
いっそそれは痛快でもありますが、しかし誰かが殺されても犯人に対して怒りを抱かない人というのも人間としてどうなんだろう・・・
 
ちょこちょこ疑問を抱いてしまう、納得いかない部分などがあり、「怒らない技術」に比べてすっと私の心には入りこまなかったですねえ。。
 
こういうのを読むと、やはり自己啓発本は苦手だわ、としみじみ思います。
せっかく貸してくれた方にも申し訳ないわ・・・。
(3.5点)