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はじまらないティータイム

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甥っ子の博昭が「できちゃった不倫婚」!ミツエは元妻・佐智子を心配して訪ねるが、離婚のショックで彼女が「奇妙な行動」をとっていることを知る。博昭の新妻はミツエの娘に近づき、事態は複雑に……


原田ひ香さんの本です。
 
「東京ロンダリング」が面白かったので(Amazonのレビューでは異常に採点低いですが)、図書館で見つけて薄くてすぐ読めそうと思い借りてみた作品。
第31回 すばる文学賞受賞作だそうです。
 
――読後の感想としては、この表紙とタイトルと中身が全く合っていない・・・。
というか、「で、結局何が言いたかったの?」と久々に思ってしまった作品でした。
 
何がいけなかったのか、登場人物の女性4人の誰にも感情移入できなかったこと。
登場人物の誰もが身勝手で、一人よがりで、何故あんな行動に出たのか?何のためにそうしたのか?というのが全く理解できませんでした。
 
ストーリーとしても、読み始めから終わりまで、時間が止まっているのかと思うかのように、何も変わっていない印象。
すばる新人賞は、個人的に苦手なのと凄く良いと思うのと両極端なんですよね。
この作品は・・・うーん、私には合いませんでした。