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別冊図書館戦争II ―図書館戦争シリーズ⑥―

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“タイムマシンがあったらいつに戻りたい?”という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。黙々と仕事をしている副隊長の緒形に、郁が無邪気に訊くと、緒形は手を休め、遠くを見つめるように静かに答えた―「…大学の頃、かな」。未来が真っ白だった無垢な時代。年をとるごとに鮮やかさを増す、愛しき日々。平凡な大学生であった緒形は、なぜ本を守る図書隊員となったのか!?過去と未来の恋を鮮やかに描く、シリーズ番外編第2弾。


有川浩さんの「図書館戦争シリーズ」最終巻。
 
単行本を読んだ時には、結局玄田と折口はどうなっちゃうわけ?!とすっきりしない気持ちだったのですが、DVD収録の短編が今回収録されていて、そこでちゃんと二人の今後が良い展開で進んで行ったのでやっと完結したなーという気持ちになれてすっきりしました。
 
個人的に柴崎と手塚がどうなるかは気になっていたのですが、好きなキャラクターでもある柴崎の弱さと脆さが描かれ、そしてそれを助けてくれる人がいるという事に気付く事ができた柴崎は、本当に可愛くなりましたよね(笑)
 
それにしても・・・美人が美人に生まれたのは自分のせいではない、という事なのですが・・・美人過ぎると大変ですね。
女というだけでどうしても腕力では男に負けてしまう。
力づくで手に入れようと思ったら、女は簡単に負けてしまう。
 
その決定的な欠点をついてきた今回の事件でした。
 
でも・・・想像するだけでちょっとえぐかったなあ。
こういう手段でしか柴崎と手塚をくっつけられなかったのかなあ・・・
しかも、似たような展開が「三匹のおっさん」でも出てくるからね・・・うーん、そこまでしなくても感はあるかなあ。
 
それにしても水島は地味なのに強烈なキャラでしたね。
こんな人と同室になったらストレスがいつになっても消えないでしょうよ。。
 
 
今回は、堂上と郁の安定したラブラブっぷりを見る事ができ、且つ私の好きなキャラクターの緒形の恋愛も描かれます。
でも一番のメインは柴崎と手塚です。
収まってからは展開は非常にスピーディー。
常に隙を見せない意地っ張りの柴崎が、素直になった時の可愛さは半端ないです。
 
これで図書館戦争シリーズも終了。
寂しいですが、楽しく読む事ができました。
 
劇場版アニメ企画進行中というのが凄く気になりますが、アニメ化している内容をもう一度やるということなんでしょうか?気になります。