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ラプソディ・イン・ラブ

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ろくでなしでも、世間は名優と呼んでくれる。役者とはそういう職業だ。山と海に囲まれた、とある町の古い日本家屋。かつてそこは、日本の映画界を支えてきた笠松市朗が、愛する家族と過ごした家だった。笠松の息子、俳優・園田準一、笠松の前妻であり女優だった園田睦子、そして人気俳優で、笠松の二番目の妻との間に生まれた岡本裕。岡本の恋人である、人気女優の二品真里。バラバラになっていた彼ら五人が笠松の家に集まった。彼らの葛藤と思いが交錯するドラマの幕がいま開く。みな役者という彼らが、ひとつ屋根の下展開していくドラマ。「ラプソディ・イン・ラブ」――監督、紺田がつけたタイトルだ。彼らの言葉は、台詞か、真実か……。


小路幸也さんの本です。
 
小路さんは本当に執筆ペースが速いですね。
チェックしていないと新刊がどんどん出ていて追いつかない。
 
タイトルが「東京バンドワゴン」シリーズのタイトルっぽいと思ったのですが、全く別物の話でした。
 
家族と過ごす時間。
出演女優・俳優達は本物の家族。
その家族風景を最後の映画として撮影することになった、という一風変わった展開。
 
映画の撮影でもあるけれども、実際に会話もしている。
 
しかし、だから何が言いたかったの?というよく分からない作品でした。
 
なんていうか、読み終わっても一体何を伝えたかったのだろう?と疑問に思ってしまうような。
ページ数の割にはさくさく読めて良かったのですが、結局納得できないまま終わってしまったような感じ。
 
うーん、残念です。