鈴木一(はじめ)は、大手家電メーカーの子会社で経理部長をつとめるサラリーマン。学生時代に知りあった妻と、17歳になるひとり娘が唯一の自慢である。ある日、そんな鈴木のもとに、娘が何者かに殴られ入院したという知らせが入る。娘を殴った相手は、ボクシングの高校生チャンピオンで、学校では品行方正で通っているという石原。復讐を決意した鈴木は、包丁を手に石原の通う高校を目指すが…。
金城一紀さんの本です。
しかし!
この本は、なんていうかとても染みました。
今回は平凡なサラリーマンの鈴木が理不尽な出来事に直面し、そこから立ち向かっていくまでの過程が描かれているのですが、そこにゾンビーズのメンバー達が絡んできます。
中盤から後半にかけての流れがとても良いです。
そして、妻にも娘にも内緒で準備してきた事が、実はある形で伝わっていたっていうのに気付く、決選当日の日。
一番好きなシーンです。
一番好きなシーンです。
現実は厳しくて、くじけそうな私です。
少しだけ元気をもらった気がしました。