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NO.6 #8

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瓦解するNO.6、その先にある世界とは―― 矯正施設でついに沙布と再会をはたした紫苑。だが、それは永遠の別れを突きつけられるものだった。崩壊をはじめたNo.6で、紫苑とネズミは最期の闘いに挑む。




あさのあつこさんのNO.6シリーズの第八弾。

ようやく読む事が出来ました。
というのも、この本が発売された事に気づかず、いつもは購入してたんですけど、「今更だしなあ」と思って買わなかったのが理由です。

図書館で慌てて予約するも、結構な予約が入っていて、なかなか手元にやってこない。

すると、地元の図書館に普通に置いてあるっていう(笑)


このシリーズ、長いですね。
バッテリーと並行して読み始めたのだから、もう5年以上経ってる?

だけど全くこれは話のペースが遅いんですよ!
ようやっと矯正施設に侵入したかと思ったら、そこからが長い長い。

今回ようやく沙布と再会を果たすも・・・・
考えてみたら、本当にほとんど進んでないんだよなあ。

紫苑とネズミの視点、紫苑の母からの視点、沙布の視点、イヌカシと力河の視点――主要人物からの視点に加え、断片的に入る「NO.6」の支配者からの視点。

だもんで、時間は進んだり戻ったり。
気付いてみれば、ほとんど物語は進行してないんですよね。


だけど、紫苑とネズミの不思議な関係、イヌカシと力河のコミカルな会話、息子をただ信じて待ち続ける母親の強さ――一つ一つの物語は驚く程重厚で濃密です。

一体どうなってしまうのか。
ハラハラしながら読めるスリリングさ。

なんだかんだいっても、このシリーズ大好きなんです。

今回も続きが気になって気になって!

だからこそ、まだ続くの?!っていう落胆も強くて。
終わって欲しくないんだけど、完結編が読みたいという気持ちも強いです。

だってもう8巻ですし。

あさのさんはシリーズものを沢山書いてるからなあ。

MANZAIシリーズも一向に進まないし、そろそろどれかのシリーズを完結させるっていうのもありなのでは?

果たしてネズミと紫苑は無事でいられるのか?

じりじりしながら、続きが気になって仕方ありません!