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バッテリーIII <文庫版>

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「巧。おまえにだけは、絶対負けん。おれが、おまえにとってたったひとりの最高のキャッチャーだって心底わからせてやる」三年部員が引き起こした事件によって活動停止になっていた野球部。その処分明け、レギュラー対一年二年の紅白戦が行われ、巧たちは野球が出来る喜びを実感する。だが未だ残る校長の部に対する不信感を拭うため、監督の戸村は強豪校、横手との試合を組もうとする…。一方、巧と豪の堅かった絆に亀裂が入って!?青波の視点から描かれた文庫だけの書き下ろし短編「樹下の少年」収録。

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あさのあつこさんのバッテリーシリーズ第3弾。

いや~面白いですね。
すいすい読めちゃう。

この3巻の内容って、実はほとんど話が進んでいないですよね。
映画では見事にほぼカットされている内容だったりするし。

やっぱりここで見せるキャプテン海音寺の男らしさがいいのにねえ!

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巧と展西達の事件によって、活動停止を余儀なくされていた野球部。

9月。ようやく野球部の活動が再開される。

監督・戸村が提案したのは、ほぼ3年で固めたレギュラー陣対1年を主流にしたチームでの紅白戦。

4回のみの戦いで、巧と豪のバッテリーと東谷・沢口・吉貞達のプレーで巧達のチームが勝利を収める。


戸村の狙いは、全国大会ベスト4に進んだ強豪校・横手二中との試合を後悔の残る形で引退せざるを得なくなった3年生達の為に行いたいと考えていたのだ。

その為には、実践的な試合形式の練習を行い、校長を始めさまざまな人の目に触れさせ、試合が不可能ではないと見せ付けたのだ。


しかし、横手二中の凄腕・門脇は既にスポーツ推薦が決まっており、勝手に試合をするなど許される立場ではない。

そこで、キャプテン海音寺が考えたのは、横手から新田東中への試合を申し込ませるという作戦だった。

巧と豪のバッテリーで、門脇をその気にさせる。

結果は、成功だった。
横手二中と新田東中の試合は決まったのだが・・

門脇との対決の時、豪が巧の球を受け損ねたのだ-
震える豪の腕。
それに気付いた巧・・

そして・・

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今まで何だかんだと順調にやってきたバッテリーに、暗雲がたちこめてきます。

どんどん威力を増していく巧の球。
それに追いつこうと焦る豪、信頼していたはずの豪に不信感を少しでも抱いてしまった巧。

どうする?どうなる?

明日は4巻。