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朝のこどもの玩具箱

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瑞々しい少年小説に、しっとり艶(なま)めく恋愛小説、凛々(りり)しくも妖しい時代小説、と幅広く活躍する著者の魅力をぎゅっと詰め込んだ短篇集。新聞に連載された12の短篇の中から、若者の清々(すがすが)しさと希望がきらめく6篇を採録しました。父の死により若い継母と2人暮らすことになった女子高生、目覚めたら不思議なしっぽがはえていた小学生、許されない相手への恋を祖母に相談する〈青年〉などなど――色とりどりの物語が飛び出す玩具箱をぜひのぞいてみてください。あと6篇を収録する姉妹篇(12月刊行予定)と併せて、あさのあつこワールド入門にも最適です。

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あさのあつこさんの本です。


あさのさんの、これでもか!と多種多才な物語が詰め込まれた短編集です。

謹賀新年
ぼくの神さま
がんじっこ
孫の恋愛
しっぽ
この大樹の傍らで


現代、近未来を舞台に、SFのような、ミステリのような、心温まるような、主人(狐)公も時も場所も何一つ同じものなんてなくて、だけど不思議。
あさのさんの手にかかると、その物語達が生き生きとしているのです。

「ぼくの神さま」や「孫の恋愛」や「この大樹の傍らで」や「しっぽ」は短編にしておくのは勿体ないくらい。
物語のプロローグ、あるいはエピローグのような感じで、続きが気になる!というものも多かったです。

一つの得意ジャンルを書き続ける作家、様々なジャンルに挑戦するも微妙な作家が沢山いる中で、あさのさんは数少ない成功した作家なんじゃないかと思います。

次はどんな物語を届けてくれるのか。
とても楽しみです。

あ、姉妹編も出るんですね!楽しみ♪