藤平茉里、綾部深雪、苅野真吾、駒木千博。中学に入学した四人は同じクラスになる。それぞれ家庭環境も違えば、性格も違う四人だったが、夏休みの宿題で発表する年表作りを一緒にすることになってから、次第にお互いの存在を認め合うようになる。だが年表にトラブルが発生してしまい…。
あさのあつこさんの本です。
「進研ゼミ」中１講座に連載されていたものをまとめたもの、だそうです。
最近の進研ゼミはあさのさんみたいな作家さんが小説を掲載したりするんですね！
うらやましい！
前にも高校講座で豊島ミホさんのエッセイが連載されていたり、贅沢ですねえ。
私が進研ゼミをやっていた時なんて、全くの無名の人が書いていた恋愛小説が載っていたくらいだったのに（でも結構好きだったけど）。
イラストは「優」さん。
カバーイラストを見て、ライトノベル系のイラストと思っていたら・・・各章毎に書かれているイラストが凄く可愛かったです。
元々ページ数も少なくて字も大きめでイラストが入っているので、すぐに読み終えてしまいました。
13歳にしては大人っぽい考え方と見た目な感じに違和感があったけれど、それでも13歳なりに悩む出来ごとと向き合いながら成長していく姿は何だか眩しかったです。
あさのさんは中学生を主人公にした作品が本当に良いんですよね。
爽やかな一冊でした。
