No-music.No-life

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2009年6月13日(土)【version21.1】サカナクション/OGRE YOU ASSHOLE/the telephones in 新木場STUDIO COAST

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サカナクションのファンになったのは、4月でした。
きっかけは、オススメの曲として音源をもらった事なのですが、最初の印象は「聞きやすいな」という感じだったでしょうか。

それから発売しているアルバムを全部音源としてもらって、丁度聴くCDがなかったこともあって、リピートして聴いていたんですよね。
すると何だろう・・・いつの間にか病み付きになってしまっている自分がいたのです。
フジファブリックのファンになったのもそんなきっかけだったりしたけど、まさに今回もそんな感じ。

気付いたらこの音が、声が、リズムの全てが心地良い。

ああ、ライブで生音を聞いて見たい!
そんな欲求が膨らみ、土曜日のライブという事でこれは行かねば!と勇んでチケットを取ったのが今回のライブでした。




新木場STUDIO COAST
名前は聞いていた場所でしたが、訪れたのは初めてでした。

入ってみて思ったのは、「広い!デカイ!人が多い!」という驚きです。
会場に到着したのは、5分前位。
既に会場には沢山の人で溢れていました。

この日はとても蒸し暑い日だったせいか、立っているだけでも汗が出てきます。

会場の中には、クラブミュージックらしき音楽が大音量でかかっていて、かなりの熱気です。

スタートは17時半。
その、10分過ぎくらいに登場したのは・・・・


まさかまさかの一発目です。
まさか一番最初だと思っていなかったので、ステージ右側の後方あたりから見ました。

そんな位置なのに、ステージがよく見えるのが感動です。
この作り、最高ですね。
ただ、この位置から丁度キーボードだけが見えませんでした。とても残念!

セットリスト(順不同・そして足りない曲があったら補足お願い致します)

Ame(B)
ライトダンス
インナーワールド
minnanouta
セントレイ
ネイティブダンサー
サンプル
ナイトフィッシングイズグット
アドベンチャー

You Tubeでライブ映像を観ていて思ったのですが、サカナクションはライブでもCDで聴く音と大差ないのが凄いですね。
口パクとかそういうんじゃないし、悪い意味じゃなく。

大体、CDの音源というのは完璧に作られているわけではないですか。
某●イベックスの歌姫とか呼ばれている人とか、似た様なアーティストが沢山いる中で、やっぱり生放送の歌声とか聴くと、「あれ?」って思う事ありませんか?

そこまで極端じゃなくても、ライブに行くと生音独自の音というか、「今」実際に歌っているんだなという独特の、その時だけにしか作り出せない音というのがあるではないですか。
それはやっぱりCDに収録されている完璧なものではなくて。
その完璧ではないけど、ライブでしか聴けない音であるからこそ、価値があると思うんですけどね。

そういう生音とそうでない音の違いというか、ブレが普通だったらあると思うんですよ。
でも、サカナクションにはほとんどそれがない。

だけど違った。
実際に生音を聴いてみたら、伝わってくる。
鳥肌が立った。本気で。

何だろう。
凄すぎた。圧倒された。

観客との一体感。
気付いたら、体が動いている。

凄い。本当に凄い。

踊れるロック?
うなるようなメロディーライン。
変幻自在のメロディーを奏でるシンセサイザーの音色。
ボーカル山口さんの歌声。

ああ、凄い。
その音に、声に、一体感にとにかく圧倒されて惹きつけられてしまいました。

ネイティブダンサーのイントロが始まると、観客から「おおっー!」というどよめきが起こりました。
私もこの歌には思い入れがあったので、思わず聞き入ってしまいました。

対バンなのに、これだけの曲をやってくれたことも嬉しかったですが、とにかく一曲一曲が重厚なのです。
大分聴いているような気がしたのに、「まだ折り返しです」と言っていた時には驚いたくらい。

何でも今回のライブは、サカナクションのツアーで2箇所を対バンしたこのメンツで何かイベントをやりたいね、という話をしていた所で決まった企画だったそう。
しきりに「このライブに来ている皆さんは、センスが良い」と言っていました。

そしてこの順番も、じゃんけんで決めたそうで(笑)
サカナクションはじゃんけんに買って、一番にしたのだそう。
機材が多いから、展開に時間がかかって皆さんをお待たせしてしまうのはいけないと思って・・・みたいな事を言っていました。

お陰で、次のバンドから次のバンドへは、15分程度で回っていました。





実はこのバンドの読み方が未だに分かりません。
誰か教えて下さい(笑)

という訳で、実際何度か目にする機会はあったのに、一度も曲を聞いた事がなかったのです。

始まってもしばらくずっとテレフォンズだと思って聴いていたくらい(苦笑)
声が高いイメージがなかったので、ずっと勘違いしていました。
テレフォンズにしては、大人しいというか正統派な感じが・・・と思っていたら、別バンドだったというオチです。

声が高めなのですが、凄く綺麗。それが不快に感じないほど、伸びやか。

今回は一番後ろの真ん中あたりから見たのですが、ここからでもステージが見やすくてとにかく感動しました。

全然知らない曲だったのに、気付いたら体が勝手にリズムを取っていました。
心地良い!

個人的にドラムが凄く良い音を出していて、好きだと思いました。
ちょっとCD音源として聴きたいと思ったりしたバンドです。





そして最後がテレフォンズ。
今度は右後方から見ました。とてもステージが見やすい!

テレフォンズは、数曲しか知らない程度の知識しかないのですが、北浦和出身バンドですという事で何だか応援したくなります(笑)

一番MCで良い事言ってました。内容はあまり覚えていないのですが・・。

歌声は物凄く高くて、ずっと聴いていると思わず耳を塞ぎたくなる(笑)くらいの声なんですけども、地声は普通に低くて、そのギャップがまた良かったです。

テンション高い時にテレフォンズのライブを見たら、踊りたくなりますね。
曲をほとんど知らないのでリズムに乗る程度しか出来ませんでしたが、他の観客が物凄くリズムに乗っていたり、体を動かしていたり、手を動かしていたりして、とても楽しそうでうらやましかったです。

LOVE&DISCOが聴けたので(しかも1発目)、個人的に満足。


アンコールとか、もしかしたらあったのかもしれませんが、早々と20時半位に会場を後にしました。

今回は一人参戦で、初めて行く場所だったという事もあって不安も一杯あったのですが・・・
予想に反してかなり充実し、大満足のライブでした。

前だったら聴かなかったような、ロックでありクラブミュージックのようでもあり・・・みたいなこの3バンドの音楽を、好ましいと思うようになった自分は、本当に音楽の好みが変わってきたのかも。

待ち時間に流れていた音楽と、スクリーンに映し出される映像がとてもセンスが良かったです。

先日の六本木のクラブイベントでは、場違いな思いをして全然楽しめませんでしたが・・・私の居場所はこういう場所なんだー!と叫びたくなるくらい、心地良い空間が広がっておりました。


新木場という場所は、家からなかなか遠く(2時間半近くかかる)それはネックだったのですが。

始発駅という事もあって、座って帰れたし、会場も何処から観ても見やすくて(横長で、段差のある作りがうまい作りになってますよね!)、綺麗でドリンクの種類も豊富でとても気に入りました。

ただ、喫煙スペースの区分けが微妙だったのと、トイレがやけにムーディーな照明だったのが気になりましたけど。

帰り道、葛西臨海公園?の観覧車がライトアップされていてとても綺麗でした。

うん、この場所穴場です。
また何かのライブがあったらぜひとも行きたいです。


そういうのを全てひっくるめて、本当に行って良かったと思えたライブでした。
大満足です!

そして、サカナクションのライブにもっと行きたくなりました。
聴きたい曲がもっと一杯あるので。

でも、この3組。
ロックインジャパンフェスに出ますよね。
野外で演奏したら、多分めちゃくちゃ盛り上がりますよ。

だって、踊れるロック(私の中で命名されました)ですから!