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大奥

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大奥―江戸城本丸の大奥は将軍の妻妾が住まう私邸。原則として将軍以外の男性は立ち入ることができない男子禁制の女人国である。そこには幕臣の娘ばかりでなく、公家の娘から大名の家臣の妻女もいれば、江戸や京都の町娘あり、はては農家の出身者までいたという。けれど、将軍の目にとまって寵愛をうければ、どんな地位にいた女中であろうとのしあがることができたのだ。美貌、知性、家柄、才能、色じかけ。「女」としてのあらゆる武器を使った、江戸のキャリアウーマンたち。

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鈴木由紀子さんの本です。

鈴木さんといえば、篤姫和宮の本を書かれていた方なのですが、気になると思って今回この本を借りることにしました。

物語なのか、説明なのか?という文章構成だったので、なんと分類したらいいのかは分からないのですが、現代風に説明がされているので、想像しやすく、理解しやすい本でした。

女の戦い的なイメージがある大奥ですが、深いですね。
この本では、第1章 お静の方―恐妻将軍が愛した女(二代将軍秀忠)、第2章 お万の方―還俗させられた姫尼(三代将軍家光)、第3章 右衛門佐―頭脳で挑んだ京女(五代将軍綱吉) という構成となっていて、全てについて書かれているわけではないのですが、どれも興味深く読ませていただきました。

大奥関係の本は沢山ありそうだから、色々読んでみようと思います。