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徳川300年ホントの内幕話 天璋院と和宮のヒミツ

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田安徳川家十一代当主が明かす『徳川300年の内幕』。時は幕末、奇跡の「無血開城」を行った最後の将軍慶喜。しかし、その陰には天璋院篤姫と皇女和宮がいた。「慶喜擁立」という密命、「尊皇攘夷」と引き換えに、「げに恐ろしき」大奥へと嫁いだ二人。運命と時代に翻弄された三人が歴史に残した「無血開城」の本当の舞台裏。


田安徳川家11代当主・徳川宗英(むねふさ)さんの本です。
 
以前から自分の中で篤姫ブームが続いていたのですが、こと篤姫が大奥に入ってから、家茂の正室として公武合体のために降嫁した和宮が大奥に入るところあたりから、俄然この話は面白くなっていく訳ですが・・・
 
和宮の話にとても興味を持ったのがきっかけで、色々と和宮関連の小説を沢山読んできました。
 
そんな中で、ネットで篤姫大河ドラマを見られる事に気づき、今最初から見始めた所なのですが・・・・
 
そういった意味でもとても興味深く読めたし、ドラマだけでは分からなかった歴史上の複雑な人間関係や力関係が徳川家の血筋をもっている徳川さんの視点から丁寧に書かれていて、とても勉強になった本でもありました。
 
凄く文章もうまくて、複雑な歴史上の出来事も、名前だけ授業で習ったな・・・と思うような事の本来の意味(こういう経緯があって、こういうことが起こったんだよっていう感じで)を理解することが出来ました。
 
 
私もやっぱり、最後の徳川家将軍・慶喜をあまり好きではないタチなんだけど、徳川さんの語る慶喜は大分今までの印象やイメージを覆すものが多くて、驚きました。
また、慶喜の妹が明治維新後に和宮の婚約者だった有栖川宮と結婚していたという事実に驚きました。
 
徳川家に通じる徳川さんだからこそ知っているエピソードや、大奥の噂や真相、歴史上のエピソードとはちょっと違っている事実など、興味深く読めて勉強にもなりました。
 
これを読んだ後に、また大河ドラマを見ると違う気がします。
楽しみ楽しみ。