No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

ピース

イメージ 1

連続バラバラ殺人事件に翻弄される警察。犯行現場の田舎町に“平和”な日々は戻るのか。いくつかの“断片”から浮かび上がる犯人とは。陰惨な連続殺人は“ピース”によって引き起こされた。

*―*―*―*―*―*―*―*

樋口有介さんの本です。

樋口さんの本を読んだのは、これで4作目ですが、4作中3作に警察官が出てくるというのは、これまた偶然ではないのでしょうか。


埼玉県秩父市で起こった、連続バラバラ殺人事件。

全く接点のないように思われた被害者。

バーのマスターで元刑事の男・その甥の青年。
バーに勤める女、常連客。

ある時、バーに勤めていた成子が切断遺体となって発見された。

既に近辺で起こっていたバラバラ殺人事件との繋がりを捜査している警察だったが、第三の殺人事件が起こり―

----------

樋口さんは、関東に詳しいイメージがありますが、群馬生まれなんですね。

埼玉や栃木や群馬の描写が妙に細かいので、知っている地名が出てきたりすると何だか嬉しくなります。

今回は、ミステリという枠でしょうか。
怪しい人が沢山出てきて、一体誰が犯人なんだろう・・と思ったら、全然予想もしていなかった人物でした。

私はいつだって推理小説の犯人を当てられません。

なかなか厚めの本でしたが、面白かったです。