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図書館革命

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「メディア良化法」が成立・施行され、超法規的検閲に対抗するため、図書隊が「狩られる本」を守っている現代。ある日、敦賀原子力発電所が深夜に大規模な襲撃を受けた…。図書館戦争シリーズの完結編。

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有川浩さんの図書館戦争の完結編。
一足先に「別冊図書館戦争I」から読んでしまったので、気になっていた堂上と郁の関係はわかってしまったのですが・・

エピローグで驚きました!笑

というか、もう後半は(会社の行き帰りでは読みきらなかったので、ひたすら家で読んでいたのですが・・)ニヤニヤしながら読んでましたね。

勝手に顔がにやけてしまう感じでした(いや、マジですって)。

そして、テロ事件発生をきっかけに、ある作家が描いた内容と酷似したその事件に、作家狩りが行われ―
作家を守り、図書館の自由を守る為の戦い・・という感じなのですが、何だか色々な事を考えさせられるましたね。

本を読まない人間にとっては、自分には関係ないということだから、制定される法律がよく考えてみれば不条理な内容があったとしても・・締結されてしまう。

考えてみれば、今の世の中だってそういう風潮って実は沢山あるんじゃないか・・なんて事を思わされました。

図書館戦争」シリーズは、まず初めて読んだ時には読みづらいという気持ちがあって、そして本を守る為に戦うに至った法律やその説明文がどうにも読むのに疲弊したりと・・最初はなかなか入っていけませんでした。

が、しかし・・!

いつの間にやらこの物語の虜になっているのは、何より主人公郁を初め、堂上、小牧、手塚、柴崎・・とキャラがいいんですよね。

この話が漫画やアニメ化したのも納得だったりします。
多分、変に実写化したら失敗していたんじゃないかと思いますし。


しかし、エピローグでも柴崎と手塚の関係が曖昧でしたね(笑)
別冊シリーズの第二段で、少しは進展があるのでしょうか。

あー、しかし堂上と郁がようやくまとまって、読者としてはほっとしていたりします(笑)