この世に生まれて、初めてもらう「名前」、放課後の「初キス」、女友達からの「ウエディングヴェール」、子供が描いた「家族の絵」・・人生には、大切なプレゼントがたくさんある。
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角田光代さんの本です。
まるごとこの本をプレゼントできちゃうような、そんな可愛らしい一冊。
1.名前 2.ランドセル 3.初キス 4.鍋セット 5.うに煎餅 6.合い鍵 7.ヴェール 8.記憶 9.絵 10.料理 11.ぬいぐるみ 12.涙
うに煎餅は、栃木の行き付け?の映画館で公開されていて、気になっていたのだけど結局観ないまま終わってしまったんだよな。
レンタルも出ているらしいけど、気になるなあ。
レンタルも出ているらしいけど、気になるなあ。
1と2と4と8と10は家族の温かさが。3と8はほのかな恋愛、5と6は優しい恋で、7は友情、11と12は何だか少し悲しかった。
それぞれ短編なのに、何故かほろりとさせられたり優しい気持ちになったり。
素敵な一冊です。
私的には、鍋セットが良かったかも。
実際一人暮らしをする前の心細さはまだ分からないけど、こういう風に母からの贈り物を大事に使い続ける主人公は、何だか素敵です。