外国人窃盗団に雇われ、通帳から現金をおろす出し子の男が最後に打った手は(「ラストドロー」)。住宅ローンに押し潰されそうな主婦が選んだ最後の仕事とは(「ラストジョブ」)。リアルで凶暴な世界に、ぎりぎりまで追い詰められた者たちが、最後に反撃する一瞬の閃光を描く-
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石田衣良さんの本です。
これは・・昔の自分の家を思い出しました。
だって、テーマは借金ですかね。
だって、テーマは借金ですかね。
いや違うんだけども(笑)
昨日読み終えた約束の読後感が素晴らしかっただけに、これは全く真逆の短編集でした。
それぞれの理由で、借金をし、街金に手を出してしまった登場人物達の反撃を描く物語という感じ。
ほとんどが借金系です。
金が返せなければ、最終的に血を売るとか、家族を売るとか、自分の命を売るとか・・
極限まで追い詰められた人々の、最後の大逆転を描いています。
極限まで追い詰められた人々の、最後の大逆転を描いています。
大逆転とはいっても、最後の最後まで語られることはなくて結局どうなってしまったのか?
と分からない部分で終わるのです。
と分からない部分で終わるのです。
これがまたすっきりしなくて・・
普通、それなりに平凡且つ幸せな家庭に生まれている人にはこういう話は遠い裏世界みたいなもんなんだろうな。
私はあまりにもリアル過ぎて、何だかとても嫌~な感じでした。
それでも、破滅的な話ではないのでお薦めはしないけど、読んで損をする程でもないです。
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今日は会社の近くの図書館に行って、本を借りてきました。
まあ明日休みだし、いいか。