No-music.No-life

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見えない誰かと

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「以前の私は人見知りが激しく、他人と打ち解けるのに、とても時間がかかった。社会に出てからも、わざわざ親しくもない人と一緒に何かするくらいなら、一人でいたいというつまらない人間だった。でも、…」誰かとつながる。それは幸せなことだ…待望の初エッセイ-

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瀬尾まいこさんの本です。

小説の執筆、更に教員として生徒に指導する立場でもある瀬尾さん。

そんな瀬尾さんの初エッセイです。

エッセイだと思わずに借りたら、エッセイでした(笑)

私は、エッセイとかが苦手です。
だから石田衣良さんの空は今日も青いかすら読むのが嫌だったりします。

いつもるいさんにL25とR25を送ってもらっているのですが、どうにも途中でエッセイの類は挫折してしまう。

唯一読めるのは、やはり豊島ミホさんのエッセイ。

底辺女子高生は最高に感情移入してしまったし、R25のやさぐれるにはまだ早いは最高です。
面白すぎる。

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話が脱線しましたが・・

果たしてこの本、いや、普通に読めました。

瀬尾さんの文体って、とても優しいですよね。
カテゴリごとにそれぞれ話があるのですが、短編を読んでいるかのような気持ちになりました。

とても読みやすく、またこれがあの小説の元になったんだなあ!という出来事が書かれていたりと楽しめました。

それにしても、瀬尾さんの人柄のせいなのか・・関わる生徒がとても良い子供ばかりで驚きます。

最近の中学生は・・なんて思っていたけれど、こんなに優しい思いやりのある子達もまだいるんだなあと思ったら少しほっとしました。

そして、自分が中学生だったらぜひ瀬尾先生に教わって見たいと思ったりしました。