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女子大生会計士の事件簿

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あなたのキャリアや資産の命運は―すべて"会計"が握っている!キュートな女子大生会計士・藤原萌実と入所一年目の新米会計士補・柿本一麻が監査の先々で出くわす奇妙な事件。粉飾会計、会社乗っ取り、クーポン詐欺などバラエティ豊かな謎を解くうち、会計の仕組み、会社の仕組み、そして経済の仕組みがみるみる分かる!単行本未収録の短編二本を追加収録したデラックス版として、かつてない超実用的ビジネス・ミステリ待望の文庫化第一弾!

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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?の著者であり、公認会計士山田真哉さんの本です。

さおだけ屋の人だったのか・・。

実は、ずっとこの本が気になっていたのです。
結構可愛い女の子が描かれている表紙を何度も本屋で見かけ、しかも会計士?!っていう意外性。
しかも事件簿・・って何か事件が起こるのか?
というかなり意味深な本。

しかも私・・高校は商業科だったので、それなりに商業の知識を持っていたりするものだから・・
懐かしい!と思いながら読んでいた珍しいタイプです。

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入所一年目で29歳の会計士補・柿本一麻は、現役女子大生にして、全国最年少で公認会計士二次試験に合格した入所4年目の藤原萌実を上司に持つ新人。

今日もクライアント先で監査の仕事をしている。

売上げ、損益の報告に不正なものはないか?

細かい作業だが、一つ一つ監査をし企業の発表する数字が正確であるということを証明する仕事を生業とする。


怪しいと思われる費用や売上げがありそうだと気付くや否や、この女子大生萌実が会計士の頭と独自の力で不正を暴いていく。

年上なのに尻に敷かれている柿本ことカッキーと、女子大生にして会計士という顔をもつ萌実のコンビがまた面白いです。

ただ、物語としては少し表現などに物足りなさはありますね。

一つ一つが短い短編(事件簿)となっているので(話は繋がっているけど)、気軽には読めます。

あと、商法とか簿記で出てきた減価償却とかいう単語がゴロゴロ出てくるので、商業を習った人、また会計士を目指している人には知識になるかもしれません。

解説もちゃんとあるので懐かしいという思いで一杯になった私でした。