収録作品は
「十八の夏」
「ささやかな奇跡」
「兄貴の純情」
「イノセント・デイズ」
それぞれ朝顔、金木犀、ヘリオトロープ、夾竹桃の花をモチーフにした連作短編集。
光原 百合さんという方の本です。
図書館で何気なく借りた本だったので、当然光原さんの名前すら知らなかったし、ただタイトルに惹かれて借りてみたのですが・・・
これが良かった!!
最後までこれが推理小説だなんて思いもしなかったんです。
あまりにも爽やかで、切なくて、読んだ後に何だか前向きになれるような、やりきれない気持ちになるような・・・(短編それぞれちょっと重めの話だったり、明るめだったりあるので)
特に「十八の夏」はいいです!
偶然知り合った予備校生の男の子とフリーデザイナーの年上の彼女。
実はこの出会いは偶然なんかじゃなく・・・
読んでいくうちにどんどん引き込まれていきます。
ラストには驚きの事実が!
(最後まで気付きませんでした)
ぜひとも読んでいただきたい。
これはこの前本屋に行ったら文庫版も発売していて、しかもその本屋で推してました。
お薦めです☆