観てしまいました。
流行りものを追う習性はないのですが、原作本を読んだらこれが結構面白いじゃないですか。
勢い余って、ドラマも見てますけどね。
映画、ようやく観ましたよ。
山田孝之演じる通称「電車男」はアキバ系オタク。
そんな「電車男」が偶然、電車の中で酔っ払いに絡まれていた女性通称「エルメス」を助けたことから、物語は始まる。
年齢=彼女いない歴
の「電車男」は、女性との付き合いには全く無知。
そこで、ネットの掲示板で助けを求める。
毒男達が、時に温かく、時に厳しく「電車男」を励ましてくれる。
そして、オタクから卒業し、エルメスへと想いを伝えるのだが・・・
感想としては、山田孝之じゃ、ちょっとかっこ良過ぎないか、と。
オタクの格好をしていても、ちょっとリアリティがないような。
原作を忠実に再現しているとは思うのですが、オタクが美女と上手くいくなんて・・・
って思ってしまうのが正直な所。
いささか上手く行き過ぎてやしないかい?
と。
これは多分・・ドラマ盤を見てしまってるからだと思うんです。
ドラマは、伊藤敦が電車男を演じてますよね?
かっこよすぎず、かっこ悪すぎず。
等身大の、電車男をうまく演じているんじゃないでしょうかね。
で、ドラマ盤はエルメスの視点でも描いているから。
でも・・・ドラマを見ていなければ、そういう気持ちもなしに、単純に楽しめたと思います。
エルメスが、最後に電車に言った言葉がとても温かく心に響きました。
片思いしている人、恋をして頑張っている人。
付き合っている人がいる人・・
そういう人には特に見てもらいたいかなあ。
忘れかけてた気持ちを、思い出すような。
途中、電車男が「誰かを好きになるのは、苦しい。恐くて勇気が出ない」というような事をネット住民達に嘆くのですが・・・
その言葉、何か突き刺さりました。
人を好きになるのって、難しいですよね。
映画の感想じゃないですな。