No-music.No-life

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体育座りで、空を見上げて

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不良の影に怯えながらも、中学校に入学した和光妙子。はじめて同級生に異性を感じた一年生。チェッカーズに夢中になり、恋の話に大騒ぎした二年生。自分の感情を持て余し、親に当たり散らした三年生。そしてやがて来る高校受験…。

 椰月
美智子さんの本です。

80年代の中学生である和光の3年間の話。

中学生が語りてということもあり、かなり軽いノリながら、なぜだろう・・・
あったあった!分かる分かる!と思う事ばかりでさくさく読めました。

そうそう、男子にナプキンを見られないようにいかにうまく持っていくか、であるとか、先生に気に入られないと、途端に通信簿の数字が下がったりだとか(先生の悪口を言っているのを本人に聞かれてから、得意な国語を5→4→3にされたことがある)。
ムダ毛の処理をクラスの子がしていると知って、私もやらないと・・・!と焦ったこと、スポブラからブラに変えるタイミングが分からなくて友達と相談したこと・・・

なんか今考えたらアホみたいなことで悩んだりドキドキしたりしていたなあと思うのですが、心と体の成長が追いつかなくて、日々やたらとイライラして焦って・・・という状況だったあの頃は大真面目だったんですよねえ。

時代は違えど、中学生女子のリアルが描かれていました。

お母さんに対する暴力(イライラのはけ口)はちょっと微妙ではありましたが・・・
私も中2からめちゃくちゃ口が悪くなった人なので、なんかわかる部分もあって複雑でしたよ。

今大人になって、家庭を持って初めて母親の偉大さに気づいているくらいですからね。。。

世の中学生よ、親は大事にしてくださいね。
親孝行は親が生きているうちしかできませんから。。

なんてことを思う話でした。
(4点)