青木啓太は、しまなみ海道の壮大な「橋」に心惹かれ、土木工学を学ぶため、家から遠く離れた北の大地にあるH大に入学する。自治寮に入り、大学紹介の活動、フィールドワークのサークルなど、友人たちと青春を謳歌している彼のもとに、母が失踪したと双子の弟、絢太から連絡が入る。あの、どこか抜けていて感受性豊かな母が、なぜ突然消えてしまったのか…。自然豊かな美しいキャンパスで大学三年生となった青年の成長と苦悩を描く。
椰月美智子さんの本です。
大学生、寮生活、北の大地、青春満喫!といった感じが好きな感じでした。
でもまさかの寿が・・・辛い。
本編のあと、また時が遡って高校時代の話になるのもまた切ないような嬉しいような。
10代から20代への境目、ちょうどその年ごろの将来編の不安や戸惑い。あの頃の気持ちがよみがえってきてほろ苦い気分になりました。
全く関係ないのですが、同じページに「百瀬」と「こっち向いて」が出てくるところで思わず反応した私です(笑)
(4点)
本の感想がかなり滞っているので、気力があったらちょっとずつ更新していきます。
最近本を読むペースも落ちているものの読んではいるのでたまっております。
https://www.amazon.co.jp/緑のなかで-椰月美智子/dp/4334912400