No-music.No-life

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カーテンコール!

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幕が下りた。もう詰んだ。と思ったその先に、本当の人生が待っていた。経営難で閉校する萌木女学園。私達はその最後の卒業生、のはずだった――。とにかく全員卒業させようと、限界まで下げられたハードルさえクリアできなかった「ワケあり」の私達。温情で半年の猶予を与えられ、敷地の片隅で補習を受けることに。ただし、外出、ネット、面会、全部禁止! これじゃあ、軟禁生活じゃない!


凄く久しぶりに読んだ加納さん。
温かい気持ちになれる作品でした。

閉校が決まった女子大に卒業できなかった落ちこぼれたち。

そんな生徒たちを理事長の温情で、「女刑務所」かと見まごうほどの特別補講が行われることに。

性同一性障害、拒食症、リストカット・・・軽いものから重いものまで様々な問題を抱えた生徒達が、補講を通して大事なものに気づいていきます。

理事長がなぜ生徒をここまでして卒業させてあげようとするのか。
その理由が明かされる過去の話も切なく、ラストの卒業シーンは思わずほろりとさせられました。
(4点)