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ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン

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花陽の医大受験を目前に控え、春を待つ堀田家。古書店東京バンドワゴン”の常連・藤島さんの父親が亡くなって、書家だった父親のために記念館を設立するという。すると古書をきっかけに思いがけないご縁がつながって…。笑って泣ける、下町ラブ&ピース小説の決定版!下町の大家族が店に舞い込む謎を解決する人気シリーズ第13弾

小路幸也さんの「東京バンドワゴン」シリーズ。

安定の面白さです。
いかにご都合主義、展開が都合よすぎとののしられたとしても、このシリーズだけは性善説を信じたいし、いつまでも変わらないパターンのままであってほしいと思います。

花陽の大学受験の結果と共に、堀田家にはいつも何かの「事件」が舞い込んできます。

どんどん増え続けて訳が分からなくなりそうな登場人物たちは、冒頭の相関図を読みながら記憶を思い起こしながら読むのはいつものこと。

どんな厄介ごとも堀田家の手にかかれば万事解決。
「LOVEだねえ~」が合言葉。

あんなに小さかった花陽と健人の成長ぶりを見せられたり、着実に堀田家の時間は流れていきますが、悪いことにはならないと安心できるシリーズです。

今後もずっと続いていってほしいものです。
今回も面白く読ませていただきました!

個人的には藤島と花陽フラグはなかったか、とはっきりするのでちょっと残念ではありますが(笑)
藤島にも早くいい人ができてほしいものです。
(4点)