暇である。
それはもう絶望的なほどに仕事がない。
下手すれば、出勤して30分で仕事が終わる。
まずはお昼までの3時間を、じりじりと過ごす。
その間、何度時計に目をやったか定かではないくらい頻繁に時計を見るが、遅々として時間は進まない。
ようやっとお昼休憩。この1時間だけは午前中が嘘のように一瞬で過ぎて行く。
そして午後。
これまた長い。しかも適度にお腹が膨れた事により、もれなく睡魔がセットになってやってくる。
睡魔と戦う為には、一心不乱に業務に集中して取り組むことが最善策と分かっているのだが、午後の作業も下手したら15分も経たずに終わってしまう。
しかも午後は5時間近くある。一体何をして過ごしたらいいのか。
一般的に、仕事が忙しい事に対しては「仕事を辞めた方が良い」とか「転職を考えた方がいい」というアドバイスがあると思うのだが、【仕事が暇】な事が悩みであると言ったところで、「楽でうらやましい」「給料がもらえるだけマシ」などと、逆に責められる勢いである。
これは大抵の場合、「暇すぎてやることがない」事がどれだけ辛いかを経験した事がない人か、楽な仕事でお金をもらいたいタイプの人からの意見だと思っている。
仕事がないことがどれだけ辛いか。
これは経験した人にしか分からない苦しみである。
「仕事がないなら積極的に仕事を見つけろ」
まず言われるのがこれである。
1.デスク周りの掃除およびオフィス内の掃除（これは掃除業者が入るのでおおっぴらにはできないが）
そんなことは既にやっている。むしろ過去には掃除が日課になっていることすらあった。
（この時は、掃除をこなしてもなお仕事がなかった）
2.不要なデータの整理
こんなもの、とっくの昔に整理し終えている。
逆に整理し過ぎて欲しいデータに行きつくまでの時間が各段に短縮され、効率がアップした。アップし過ぎた。結果暇（←イマココ）。
3.ファイル類の整理
例年であれば倉庫送りの資料を片付ける暇もないのだが、とうの昔に終わってしまった。しかもこれ以上整理しようとすると、逆に無駄なファイルを使用する事にもなりかねず、経費の無駄使いになるので、敢えてやりたくない。
4.不要書類をシュレッダーにかける
シュレッダーなんて毎日かけてるからな。そうそう廃棄する資料も出てくるものではない。というか、とっくに終わっている。
5.マニュアル作り
という訳で、作りかけのまま放置されていたマニュアル作成をしているのが現状。
これでもかというくらい細かいマニュアルにしてやった。これでしばらくは時間潰しができるだろう。
ちなみに最近の１日
9：00 業務
9：30～12：00 やることがない（マニュアル作り）
12：00～13：00 お昼
13：00～13：15 業務
13：15～17：30 やることがない（マニュアル作り）
17：30～ 帰る準備（シュレッダーをかけたり）
17：45 定時ダッシュ
私は会社にマニュアル作りとお昼を食べに来ているのかもしれない。
それに、ここ最近メールの調子がおかしいみたい。
だって１通も受信していないし（社内メールですら）。
