No-music.No-life

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心が叫びたがってるんだ。

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活発な少女だったものの、ある事を話したことで家族がバラバラになった上に、玉子の妖精にしゃべることを封印された成瀬順。そのトラウマが心に突き刺さり、隠れるようにして生きていく。ある日、通っている高校の地域ふれあい交流会の実行委員会のメンバーになり、さらにそこで上演されるミュージカルの主役を務めることに。困惑する順だったが、メンバーの坂上拓実、田崎大樹、仁藤菜月と行動を共にするうち、自分の中の変化に気付きだす―

監督:長井龍雪
脚本:岡田麿里
キャラクターデザイン:田中将賀
音楽:ミト
声:内山昂輝水瀬いのり細谷佳正雨宮天、吉田羊 他

すみません。私「あの花」は見た事がありません。
アニメも詳しくありませんし、あまり興味がないジャンルのひとつでございます。
 
「ここさけ」という略し方をするそうで。
あの花スタッフが再集結して作られた作品だそうで。
 
映画の予告編で面白そうだなと思っていたので、アニメに詳しい相方と全く予備知識もない私で、観に行きました。
 
結果、ぼろ泣きしました。
なんていうか、あれですね、凄い丁寧に作られていますね。アニメすげえわ。
 
あの花はちょっと萌え系っぽい女の子が出てきたりして敬遠していた所もあったのですが・・・。
今回の主人公は過去の出来事から喋らなくなってしまうちょっと暗めの女の子で、登場する相手役?の男の子も自分が好きな感じだったので全然問題なかったです。
 
恋愛要素も盛りだくさんではあるのですが、何より「青春学園モノ(音楽あり)」という私がめちゃくちゃ好きなジャンルも絡んでいて、ストーリー的にも好みでした。
 
あと、あの花を知らないという事がいい意味で作用したんじゃないかなとも思います。
知らないから比べようがないし。
でも、あの花を知っている相方も満足していたのでなかなかなんじゃないかと思いますけどね。
 
全編で音楽をクラムボンのミトさんが担当。
また素敵な声だなと思っていた挿入歌はコトリンゴさん。
有名なクラシック音楽をベースにミュージカル音楽として変えているのですが、それも違和感がなかったし、音楽的にも好みだったのが大きいかなと思います。
なので・・・エンディングの音楽とのギャップにショックを受けたりもしたのですけどね。。申し訳ないけど全然合っていなかったです。ここがマイナス1。
 
あとは完全に大人向けのアニメだと思います。
なんたって、主人公の父親がゲス過ぎるから!!!
「お前だろー!!!」と突っ込みたくなる冒頭のシーンは、実写化なんてしたもんなら相当エグイことになるかと思います。ここもマイナス1。
 
しかし、全然喋らない変わり者の恐らくスクールカースト最下層と思われる主人公が、突然歌いながらの表現を見せたりとか、そんなんしたら普通に上位層の奴らに鼻で笑われるだろ!!と思ったりするのですが、
基本文句は言うけど手伝ってはくれる、受け入れてくれる人しかいないめちゃくちゃいいクラスだったのでした!
 
ということで、高校生がミュージカルなんてハードル高過ぎて早々できないと思うのですが、各方面の得意分野をクラスメイト皆で活かしながら本番へと向かって頑張っていく様も青春モノ王道で非常に良かったですし、絶対主人公に気があるよね、と思ったらまさかの三角関係が発覚したりとか、恋愛モノとしてもドキドキの展開があったりして、全然長さを感じませんでしたし、楽しめました。
野球少年が最初荒れてたのにどんどん素直に変わっていくのも青春ぽくて良かったですね。主人公に惚れてしまうのも分かるし(笑)。
 
いやダメですね、何この感想という感想しか書けない自分・・・。
とりあえず何でこのシーンで泣くんだろというところで結構ぼろぼろ泣いてしまったりしたのですが、ちょっと一言では表せない映画です。
 
ただ、もう一度見たいなと思う映画に久々に出会えたなということは確か。
 
山登りで秩父にはよく行くので、言った事のある駅・景色が出てきて別の意味でもとても楽しめました。
 
学校の先生役はクレヨンしんちゃんのヒロシ役の方なんですが、あの先生の感じにはとても合っていました。
凄いどうでもいい感想ですね、とにかく見ろ!と。
それだけです。
良い映画でした。
(4.5点)→0.5点はゲス親父とED曲の分の減点(笑)。気持ち的にはほぼ5点満点。