大学職員のエヴァの依頼は、祖父から託された古い写真の持ち主探し。その裏に書かれた数字で買った宝くじで大当たりをした彼女は、賞金で日本へ渡り、持ち主に写真を返したい という。祖父の遺した「ゴシック温泉」という言葉から、ザンティピーは持ち主の割り出しに成功。だが、写真からは驚愕の事実が浮かび上がる。書き下ろし人気シリーズ第3弾!
小路幸也さんの「探偵ザンティピー」シリーズ第三弾。
流石に来日した三回共に人の死や事件に巻き込まれる、という展開に第四弾はないかな？
寅さん仕込みの日本語とのギャップが面白いザンティピーシリーズは、気負うことなく気軽に読めますね。
今回は事件という事件ではないのですが、何とも悲しい人の死があり、切なかったです。
ザンティピーが日本びいき、温泉びいきのせいで、私も温泉に入りたくなりました。
（3.5点）
