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ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード ~東京バンドワゴン~

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老舗古書店東京バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が人情あふれる方法で解決する、人気シリーズの最新作。
医者を目指して勉強を続けてきた花陽がいよいよ受験シーズンに突入。研人は高校生活を送りながら音楽の道に邁進中。さらに、お店に遠方から招かれざる客がやってきて、ひょんなことからシリーズ初の「海外旅行」も実現! ?
今回も「LOVEだねえ」の決めゼリフとともに、読み逃せない熱いエピソードが満載。ファン待望の第11弾。


小路幸也さんの「東京バンドワゴン」シリーズ第11弾。

 
なんとここのシリーズも10年ですって・・・
最新刊が発売していたのにずっと読めずじまいだったのですが、図書館でたまたま発見して早速借りてきました。
 
やっぱり外れがない安定の面白さですね。
 
私はずっと花陽とふじしまんのフラグを信じてきたんですけど・・・・
ふじしまんの花陽に対する思いっていうのは、こっちの気持ちから来るものだったんですね・・・・ある意味でバッサリとその可能性をぶった切られて、個人的にはちょっと残念ではあるんですけど、その代わりに別のお相手との恋のフラグが立った今作でした。
 
対して高校生になった研人は、ミュージシャンとしても成功し美少女のメリーちゃんとも順調そのもの。
このまま堀田家に入ってくれるんでしょうかね、メリーちゃん。
 
ご都合主義と言ったらそれまでなんだけど、堀田家・・・もといこのシリーズにはそんなご都合主義だっていいじゃない、って思います。
 
たまには色々問題が起こっても万事解決、ハッピーエンドが絶対、みたいな小説が読みたいし、堀田家の皆さんにはそれが一番似合う。
 
どんどん登場人物は増えていくけれど、いつまでも追いかけていきたいシリーズ。
 
自分もそうだけど、堀田家の面々もきちんと歳を取っていくから、10年という重みがより伝わってくるようでした。
 
4月にまた新刊でますかね。楽しみです。
いよいよ次巻で花陽の受験結果が出ますかねー。
 
(4.5点)