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蜃楼の主 白兎3

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看護師の母とふたり暮らしの高校生、三島爾(みつる)は、怖ろしい夢を見た翌朝に起こる、さまざまな異変に悩まされていた。指に捲きついた女性の髪、全身にまとわりつく血の臭い……。異変のあった夜には必ず、近隣で通り魔事件が発生していた。人殺しは、無意識のおれなのか? 意を決して親友に相談しようとした爾の前に、見知らぬ級友が現れる。


あさのあつこさんの本です。
 
このシリーズいつの間にか出ていて読みたいなあと思っていたのですが、1,2は既刊の作品を加筆修正しているようだったので、既に読んでいる1・2は飛ばして3巻から読んでみました。
 
不思議な存在の白兎(ハクト)。
あさのさんはこういう存在の男の子を描くのが上手いですね。
 
冒頭の江戸時代頃と思われる舞台設定から、現在の高校生がメインの話になったのでどう繋がっていくのかと思いましたが、上手くまとまりましたね。
 
あさのさんらしい言葉が連なり、余白も多いのですぐに読み終わりました。
 
白兎がどういう存在なのかがほとんど明かされないので不思議な存在のまま。
4も読んでみたいです。
(4点)