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The MANZAI 6

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いよいよ、卒業―。いつもの仲間たちとともに県立高校の合格発表に向かった瀬田歩と秋本貴史だったが、校門を出たときには、かたや喜色満面、こなた意気消沈と好対照。常日頃からリアクションが噛み合わない二人が向かった先は、意外にも、市立病院だった。歩にとってさまざまな思い出のある場所で、彼らは…。涙と笑いを振りまいてきた凸凹コンビの青春オンステージも、ついに感動のクライマックス。


あさのあつこさんの[The MANZAI]シリーズ、完結編。

読み終えて思いましたが、「え!これで終わり?!」という印象。
あさのさん、いささか投げやりでは…?と心配になるくらい、まだ続けられそうな展開のままで終わってしまいました。

基本がコメディタッチな展開(関西弁の軽快なストーリー展開)なので、中盤まである意味コミカルな言葉運びや会話が続きます。

後半、ようやく今まで明かされてこなかった秋本の家庭事情が絡むものの、やや強引な展開で終わってしまったのが残念。
ぜひ高校生編で続編を希望します。

そういえば、映画化が決まってから結構経つのに、未だ具体化してない気が…
バッテリーみたいに成功することを祈るばかりです。

なんだかんだと楽しんで読んでいたこのシリーズ、終わってしまうのは悲しいですが、これでNO.6の執筆ペースも早まれば良いなと思うのでした。