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天国という名の組曲(アルマンド) 白兎4

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山の中腹に建つ豪奢なホスピス。看護師長の仙道千香子は、最高責任者として勤めているが、元女優の入居者・姫季凛子に「かわいそうな人」と言われてしまう。ある日、土砂崩れでホスピスは孤立。そしてオーナーは巨額の遺産をスタッフに分配するという遺言を発表する。想定外の事態の連続が千香子を困惑させるなか、窓の外には美貌の少年が!?


あさのあつこさんの「白兎」シリーズ最終巻。
 
1・2巻は単行本で読んでいたものなので3巻から。
家の近くの図書館で見つけたので、借りてきました。
 
人から頼られ、信頼される人間であったとしても、憎しみを抱えている。
金が絡むと人間は欲望に目がくらむ。
 
悲しい事件が起こり、あまり救いのない話でした。
 
白兎の存在の意味、そのあたりをもう少し掘り下げてほしかったかな。
 
個人的には、元女優の凜子が美しく恰好よかったです。
(4点)