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終活ファッションショー

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司法書士の市絵は、老人たちの遺言相談にのるうちに、死ぬときに着たい服を発表する「終活ファッションショー」の企画を思いつく。参加者を募ると、年齢も趣味もばらばらなメンバーが集まった。義母の葬儀の希望を叶えられなかったことを悔やむ嫁、バブリーなセレブ夫人、熟年離婚寸前のエリート夫婦、元警察官のオカマバーのママ…。十人十色の死装束から、それぞれの人生が見える―。


安田依央さんの本です。
昨日読み終えたのですが感想をアップするのを忘れていました。
 
タイトルにもある「終活」。
最近ちょこちょこ聞く事が増えました。
まだ死を考えるには早い年齢だと思うのですが、いつ何時死んでしまうかも分からない。
死ぬ時に何を残したいか、死ぬ前にする準備?
 
いまいちこの本を読んでも「終活」が何なのか理解できずじまいだったんですよね。
癖のある文章が読みにくく、主人公が司法書士である必然性を全く感じられず。
個性豊かなキャラクターも、どうも描き方が中途半端で読んでいる傍から言葉がするするすり抜けてしまっているかのよう。
 
作者の紹介で、実際に司法書士でありながら「終活」に携わっている方なのだそうで。
それを見るまでどうも納得できない、しっくりこない感が残りました。
私には合わなかったみたいなのですが、デビュー作は面白そうだと思ったので、機会があったら読んでみたいような気もします。
(3点)