本の感想が全然書けていないので、とりあえず記事にしきれていない読書済の本を羅列。
タイトルを見てもあまり内容を思い出せないものは感想は割愛します。
2019年
■死にがいを求めて生きているの/朝井リョウ
→螺旋プロジェクトの一作(一番最初に読んだのがこの本だった)。だからか、朝井さんの作品ではありえないほど、小難しく、堅い印象を受けた本。
感動的な友情話と思っていた構図がひっくり返るあの瞬間。不穏な雰囲気が常時漂う不思議な余韻。
■チェーン・ピープル/三崎亜記
■わたしたちは銀のフォークと薬を手にして/島本理生
→島本さんの文章はとても好きなのだが、これは久々に露骨な性描写や虐待などの設定がなく安心して読めた島本作品。
■つながりの蔵/椰月美智子
■発現/阿部智里
■ぼんくら(上)/宮部みゆき ※再読
■ぼんくら(下)/宮部みゆき ※再読
■82年生まれ、キム・ジヨン/チョ・ナムジュ
→どの書店でも推されていたので気になっていた本。映画化もされましたね。主人公とほぼ同年代のはずなのに、ここまで「女」であることで差別を受ける韓国。キム・ジヨンを通して見えてくる理不尽な世界。初の韓国文学はとても新鮮で興味深かった。
■友達未遂/宮西真冬
→メフィスト賞作家らしい。どうりで好み。装丁やタイトルからドロドロ女子の物語と思いきやそうでもなくて意外。なかなか面白かった。
■dele3/本多孝好
→待望の続編。どんどん面白くなっていくシリーズ。脳内はドラマ版キャストで進行。ぜひとも続編を希望したい。
■島はぼくらと/辻村深月 ※再読
■あきない世傳 金と銀(六)本流編/高田郁
→冒頭からまさかの展開に茫然・・・。みをつくしの時もそうだけど、主人公に酷な展開が多いのよ・・。江戸店の開店に向けて動き出す展開はやはり気になる!面白い。
■かのこちゃんとマドレーヌ夫人/万城目学 ※再読
■ディレクターズ・カット/歌野晶午
→久々の歌野さんの作品を楽しみにしていたが、終始不快感のある話だった。
■心音/乾ルカ
→よく難病のために海外での手術費用を募金で募る、というのがあるが、実際にそれで生かされた少女の悲しい人生。。現実はその後どうなったか、を教えてくれることがないので皆がこんな人生を送ることになるとしたら・・募金をするのを躊躇してしまうような悲しい展開だった。
■見た目レシピいかがですか?/椰月美智子
■コイコワレ/乾ルカ
→螺旋プロジェクト2作目。朝井さんの本を読んでいたので少しは入りこめるかと思いきや・・・難解さが増したように感じた。そして、乾さんの作品ではほとんどなかった読みづらさを感じる展開。戦時中の理不尽な世を生きる少女たちの物語。
■30センチの冒険/三崎亜記
→鼓笛隊や図書館、動物園と三崎作品のお馴染みの物語が盛りだくさん。
■自分を好きになる方法/本谷有希子
→いまいち意味が分からない話だった。
→女の子の格好をして女の子と付き合いたい男子、が主人公。登場人物たちが皆良いキャラで好感を持てる。
■あの家に暮らす四人の女/三浦しをん
→タイトルに反して思いのほかコミカル展開。
■シーソーモンスター/伊坂幸太郎
→螺旋プロジェクト3作目。朝井さんと乾さんの作品とのリンクもあり、ようやく面白く読めた。「シーソーモンスター」が一番好みだった。
■もういちどベートーヴェン/中山七里
→岬の司法修習生時代の話。好きなシリーズなのだけど忘れてしまっている部分が結構あるので一から読み直したくなる。
■フーガはユーガ/伊坂幸太郎
■わたしの忘れ物/乾ルカ
→「メグル」の続編。温かい展開。シリーズは続くのか。
■笑え、シャイロック/中山七里
→銀行員、債権回収担当の主人公。池井戸潤?!と思いながら読み始めるが、人が死ぬ展開になるので、いつもの中山作品だとほっとした(笑)