No-music.No-life

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すみれ

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「一九九六年の秋から一九九七年の冬にかけて、レミちゃんはわたしたちと一緒に暮らした。」
――十五歳のわたしの家にとつぜんやってきて、一緒に棲むことになった三十七歳のレミちゃん。
むかし作家を目指していたレミちゃんには「ふつうの人と違う」ところがあった……。


青山七恵さんの本です。
 
前回読んだ「花嫁」もそうだけど、青山さん・・・こういう作風にシフトチェンジしたのかしら??
過去作でもいくつかこういう作品はあったけれど、ちょっと私の好みではない感じ。
 
妙にエキセントリックなレミちゃんが好きになれなかったのもあるし、15歳の主人公の立ち位置も中途半端な感じで。
そして、結局青山さんは何を伝えたかったのかなあと、理解できなかったことが残念。
 
好きな作家さんなのですが、最近の作品はいまいち楽しめていないのが切ないです。
(3.5点)